2026.08.29 講演活動

マイクロアドバンスエンド実習セミナー 第1期を開催しました

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マイクロスコープが人数分ならんだ研修室で、受講者が講義を聞いている

2026年8月29日・30日の2日間、「マイクロアドバンスエンド実習セミナー」第1期を、株式会社ヨシダとの共催で開催しました。会場はヨシダ大阪支店 研修室。定員8名が満席となり、北海道から福岡まで5つの都道府県から先生方にお集まりいただきました。

受講前、先生方が止まっていたところ

受講後のアンケートで「受講前に最も不安だったこと」としてお答えいただいたのは、たとえばこういう内容でした。

  • 湾曲根管の再治療でレッジが付与されている時に、うまく乗り越えられる時とそうではない時があり、技術不足を感じることがある
  • パーフォレーション
  • MTA・VPT関連

共通していたのは、知識が足りないということではありません。知ってはいる。けれど症例によって手が安定しない。再治療のたびに時間がかかる。止まっている場所は、よく似ていました。

2日間で扱った10のテーマ

  • CT読影/成功率判断
  • VPT最新プロトコル
  • MB2発見・イスムス清掃
  • 隔壁形成テクニックと簡単ラバーダムテクニック
  • 安全で効率的なメタルコア除去
  • ガッタパーチャの効率的な除去と再治療戦略
  • 強湾曲・穿通が困難な根管へのアプローチ
  • パーフォレーションリペア
  • 根尖孔破壊時の対応とMTA根管充填
  • 根充直後の支台築造(1dayエンド)

ただ、このセミナーを組むときに一番考えたのは、テーマの数ではありません。座学をどこまで削るかでした。

資料を見てうなずけることと、マイクロの下で手が動くことは別です。そして自分がどこでつまずくのかは、実際にやってみるまで本人にも分かりません。だから座学を削って、つまずいた場所をその場で直せる時間に充てています。

実習中、手を動かしている先生のところを講師が見てまわっている
実習の時間。手が止まったところを、その場で見ます。

マイクロスコープは1人1台用意しました。2人で1台だと、覗いている人と待っている人に分かれます。待っている時間に身につくものはありません。定員を8名までにしているのも同じ理由です。

実習に使う模型にも仕掛けがあります。前歯は石灰化した根管を再現したもので、穿通できたかどうかを目で確かめられるよう、歯が抜ける構造にしてあります。器材は、忘れてきた先生がいても実習が止まらないように予備まで用意しました。

マイクロスコープを覗きながら手を動かす受講者。横のモニターに術野が映っている
モニターに術野を映しながらの実習。

受講のあと、何が変わったか

セミナーから約1ヶ月後にお答えいただいたアンケートから、いくつかご紹介します。

京都府・こやま歯科医院 小山綾子先生(理事長)

受講前の課題として挙げられていたのは「パーフォレーション」でした。

悩むことがなくなったので、コア除去のスピードが格段に上がった

小山先生は、マイクロスコープの導入を検討されている段階でのご受講でした。

東京都・吉祥寺デンタルオフィス 楠拓也先生(院長)

パーフォレーションリペアや逆根管充填でMTAを使っていましたが、バイオセラミック系材料の有用性を知って取り入れたいと感じました

大阪府・院長

受講前の課題は「MTA・VPT関連」。変わったのは、再根管治療への向き合い方でした。実習の時間については「もっとやりたかった」とのことです。

お答えいただいた先生の満足度は全員が5段階の5、知人の先生に薦めるかどうかは10点満点で9〜10でした。

現在のコース

この内容は現在、マイクロエンド アドバンス(Lv.3)として開催しています。次回は2027年6月26日・27日の2日間です。

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