
2026年6月14日、東京国際フォーラムで開かれた第44回日本顎咬合学会学術大会・総会で、ランチョンセミナーに登壇しました。演題は「エンドモーター新機能×高周波で、エンドをもっと簡単に」。会場はガラス棟G502、12時20分から13時10分までの50分間、株式会社モリタ様のご協賛です。
当日は満席となり、入れずにお帰りいただいた先生も出ました。
根管治療の不安は、3つに分けられる
先生方が根管治療で感じている不安を、3つに分けました。
- 再発が怖い
- ファイルが折れそう
- 出血や排膿で治療が終われない
この3つに、CBCT・OGP2モード・高周波治療をそれぞれ当てていく。そういう組み立てです。

一番時間を使ったのは「なぜ折れるのか」
3つのうち、最も時間を割いたのがOGP2モードでした。ただ、機能の説明から入ってはいません。
先に話したのは、なぜファイルは折れるのかです。折れる理屈が分からないまま新しい機能を使っても、使いどころを間違えれば同じことが起きます。だから、折れる条件のほうを先に共有しました。
そのうえで、OGP2モードが実際にどう動くのかを動画で見ていただきました。説明を聞くのと、刃先の動きを目で見るのとでは、残り方が違います。
最後に、自分が治療した症例で確かめました。
エンド治療を簡単にするとは、基本を省略することではありません。診断・形成・洗浄を再現性高く行うための仕組みをつくることです。
道具が解決してくれるのは、再現性の部分だけです。診断が外れていれば、どんなモーターを使っても結果は変わりません。
もう1つ、お話ししたこと
「良い治療をしているのに、患者さんに伝わらない」という問題です。
ラバーダムを使っている。マイクロスコープも入れている。それでも、その価値が伝わらなければ、自費の根管治療として選ばれることはありません。技術の話と、伝え方の話は別のものです。
この日に取り上げた高周波治療は、その後6月に福岡、10月に札幌で、ハンズオンセミナーとして開催しました。